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『右門捕物帖　片眼の狼』☆☆☆

事前情報ゼロで観た。知っている人は一組だけ。漫才好きなら知っている、あの「いとこい師匠」だ。でも、タイトルでその名前を発見して驚いて気をつけて観ていたが、全然わからない。メガネをかけてないし、関西弁の人もいない。ちょっと関西なまりが出た時にわかったが、もしかしてあの両同心それぞの手下の岡っ引がそれぞれそうなの？？
捕物帖というくらいなので、現代でいうところのミステリー、『火曜サスペンス劇場』みたいなものだが、少なくとも本格ミステリではない。
岡っ引を始め、江戸っ子はめちゃくちゃ早口で、半分コメディ映画と言えるくらい、特に序盤は誰も彼もが喋りまくる。
主人公の大友柳太朗は、情報ゼロで、本編だけ観るかぎり、刀捌きはめちゃくちゃ鋭く、腰も低いが、またを広げて足を上げる、やっぱり往年の歌舞伎また映画スター？　という感じだった。

1959年　日本