思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『スケールアヴィエーション 2012年7月号』
☆☆☆★
大日本絵画

スウェーデン特集。去年くらいの特集に比べると、10年くらいでも業界全体のスキルアップが甚だしいことが分かる。メーカーサイドとモデラーサイドの両方だ。特に表紙のグリペンなんかパネルライン表現やウェザリングも明確に違う。
記事としては、地下要塞の解説などが興味深かった。各所に散りばめられている、中立国家としての大変さとか、是非ともお花畑サヨクたちにも読んでほしい記事だ。
ランセンが、ナチスドイツのジェット機ウーフーみたいで絶妙なダサかっこいいラインであることを知った。
あとは天神英貴氏のインタビューとかも。
旅客機のコーナーで、SFモデルかつ宇宙船でもある『2001年 宇宙の旅』のオリオン号を扱っているのも面白い。しかも慣れないメーカーだったのか、地味にクリアパーツの扱いに失敗していることなど、匠でも失敗するんだなぁ、と勇気が出る。勿論、言われないと全くわからないリカバリーがなされているのだが。