思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『スケールアヴィエーション 2017年11月号』
☆☆☆☆
特集の「林周一」って誰??となるのだが、当然、どんな人かは記事で解説されているのでありがたい。
最新のウェザリングのハウツー記事としても非常に役立つ。現用機限定かもしれないが…。
「改造しちゃアカン」は改造途中の記事が満載。ようやくタイトル記事がおかしい事にようやく言及された。知ってたんならどちらかを変えろよ〜!(`д´)
「山本画報」では巻末特集に合わせて『王立宇宙軍』。遠慮したのかもしれないが、オープニングイラストを氏が描いていることにも触れたらいいのに…。
その巻末特集が『王立宇宙軍』の第3スチラドゥ、ただ1つのキット3人が作る(加えて二宮さんがジェット機フルスクラッチ)、という異常な愛情が詰まったもの。
なお、普段は「ふ〜ん」というピンナップガールだが、今回のは顔がどうこうよりも、プロポーションが日本人離れしていて、『マトリックス』のキャリー・アン・モスに負けない格好よさ。プロフィールを見たら納得。

Scale Aviation(スケールアヴィエーション)  2017年 11 月号 [雑誌]Scale Aviation(スケールアヴィエーション) 2017年 11 月号 [雑誌]

大日本絵画 2017-10-13


アーマーモデリング 2013年04月号』
☆☆☆★
特集の紙面レイアウトが「スタンダード」「常識・非常識」などと同じなので、既視感があるが、まあいいか。
内容自体は、最小限ディテールアップや改造。中では、すり合わせや面出しなど、3突の基礎工作が勉強になる。
陸自ウォッチング」では10式のC2版の写真が珍しい。雨に濡れてツヤツヤ、というのも面白い。
岡プロの現用戦車コーナーでは74式改。考えたら、結構単行本未収録回があるなぁ…。是非『タクティカル・モデリング・エクストリーム2』を出して欲しい。
海外モデラーコーナーでは、おなじみのロドリゲスさん。写真も解説も大きさが程々(いつもは写真多すぎ&小さすぎ=短いページに詰め込みすぎ)で実に読みやすい。

Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 04月号 [雑誌]Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 04月号 [雑誌]

大日本絵画 2013-03-13


『5デイズ』
☆☆☆★
史実を元にした映画。北京五輪の裏で起こったロシアのグルジア侵攻を描いた作品。
戦場ジャーナリストを主人公に、ロシアが雇った傭兵たちの戦場犯罪(民間人殺害)を撮影した映像をどうやって世界に知らせるか、がストーリー。政治的にどうこうは置いといて、主人公が生き残ったのが分かるのがちょっと弱いかな…。ま、記録メディアだけが渡されて、ジャーナリストは死亡した、という可能性もあるので、それだけでオチが分かる、とは言えないわけだが…。
戦場というか、戦闘場面は、銃器の射撃シーンはもちろん、RPGやハインドの対地ミサイル、T-72の主砲など、色々な砲弾が飛び交い、車が爆発したりするのも実写と見紛うばかりのリアルさ。まさに戦場の空気(恐ろしさ)が味わえる。
恐怖という意味では、傭兵が占領した町の市長と警察署長の首を切るシーンが本作の要。この映像を世界に公開するために主人公たちが行動することになるのだ。彼が、まるで家畜を屠殺するみたいに市長たちの首を切る(切り落としはしないが)あたりが、リアルで怖い。
ミリオタ的には、戦車が乗用車を踏みつぶすと、部品が履帯に巻き込まれた上でエンジンが爆発する、というのに注目。
エピローグには、おそらく実際に事件に遭遇した民間人のインタビュー映像が。そういう政治的主張というか、ジャーナリスティックな作品。

5デイズ [Blu-ray]5デイズ [Blu-ray]
ジョルジ・ジェロヴァンニ

アルバトロス 2012-02-03