■

『スケールアヴィエーション　2015年5月号』
☆☆☆☆★

立ち読みまでしたのに、買い逃したのを後悔していた号。中古はプレミア価格ばかりだったが、ようやく送料込みで定価相当のを見つけた。
A-10特集。バリエーションもほとんどないのに、9つもの作例が乗っている。しかも１つしかない複座型の作例を除けば、殆ど差がないA型かC型。つまり、ほぼ同じ機種の作例が、メーカーやスケール違いで8つも載っているのだ。冒頭のヘッドラインにもそれに類する記事があるが、これはほとんどガンダム的な、キャラ立ちを意味する。RX78なら、それだけで別冊が出るのも当たり前の世界だし。
圧巻は、表紙にもなっている、大型キットと言えば、のトランペッターの32。ただでさえ大きくて解像度が高いのを、フルディテールアップ。特に14ページの後部カットなんか、サイズによるパースが格好良過ぎる。
A-10も登場するとはいえ、何故か１ページまるまる『エリア88』の紹介もあったり。
『アーマーモデリング』のメルカバ特集でも、４台を一気に作っていたMAX渡辺氏が、ここでは72のA-10をメーカー違いで４機製作。前誌での記事と同じく、今回も、すぐに組み立てられるキットのメリットと、完成させることの重要性について語っている。それは、最新号でも同じで、氏の持論なのだろう。
特集に合わせ、グラビアでは、ターミネーターばりのガトリングガンと一緒のショットもある(さすがにモデルガンとはいえ重すぎたのか、手に持ってはいない)。

Scale Aviation 2015年 05 月号 [雑誌] 大日本絵画 2015-04-13