思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

左巻健男『水の常識 ウソホント77』を読む

酵素は水の溶けた状態ではじめて、そのはたらきを行うことができる」

「体内の水の70%以上が細胞の中に、約19%が組織と組織の間に、約8%が血液の中にあります。(略)皮膚は72%、筋肉は75〜80%を占めています。(略)脂肪が少なく筋肉が発達している人のほうがみずみずしいのです。」

「液体が気体になるときには、まわりから熱エネルギーをうばいます。(略)液体の水の中では(略)表面近くにいた動きの速い分子が、仲間の引力をふり切って飛び出します。飛び出した分子は運動エネルギーをたくさんもっているので、後に残った分子の平均の運動エネルギーは小さくなります。それで温度が下がるのです。
前半は、常識のように科学の本では語られるが、なぜなのかどうも理由がわからなかったのを、ようやく引用箇所の後半で説明してくれていて胸のつかえが取れた。

「ミネラルウォーターは(略)水道水に比べて要求される水質基準項目がずっと少なく、基準値も甘くなっています。たとえばヒ素の基準値は(略)水道水より5倍もゆるい基準で許されているのです。」