☆☆☆★
謎は全部すっきりとはいかないが、ここまでに少しずつ明かされてきたものが全てだったのか？ SF／ミステリファンとしとは全然腑に落ちなかったなぁ(´Д｀) せめてエピローグで吉良とジョセフミが地面に埋まるまでの経緯を、時系列順に描くとかしてほしかった。断片的に描かれていたけど、私が忘れてるだけ？？
これまでの７部に比べると、テーマ性が大きく出てきた。思い出や、家族とは何か、というものだ。
それはそれでいいのだが、なぜ、果実を食べた片方が吸収するのではなく、２人が融合したのか。直近ではトオルとつるぎが綱引きしたけど、融合してないよね？ それこそ融合しなきゃおかしいでしょ？
岩人間と岩昆虫（だっけ？）の関係も、吸血鬼と柱の男くらい、密接な生態系の説得力を与えて欲しかった。
壁の目も、それこそツェペリさんとジョナサンや、ジョセフとシーザーのように、吉良たちの執拗な追跡でトオルに厄災が蓄えられた結果、それが極に達して発生した、とかのほうが面白かったのになぁ……(´Д｀)
結論としては、トオルにしてもジョジョにしても、なんとしても生きてやるべきことがある、という意思や生命力、つまりは『ジョジョ』のメインテーマである人間讃歌を忘れてしまったから、こんか結果になったんじゃないかなぁ……。
忘れてることもあるかもしれないので、最初から読み返してみるか……。
