岩井俊憲『「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流 リーダーの伝え方』を読む
印象に残ったところ
「「目的」は「何のために?」、「目標」は「どこに向かって?」(略)目的を先に決めて、その目的を具体化するために、目標設定が必要になってくるのです。」
「まず、全体像を見渡して、それから細部を見る。そうすることで、きっとあなたのコミュニケーションはよりよいほうへ変わっていくでしょう。」
「相互尊敬・相互信頼が成り立つためには、リーダー側が、人間関係をよりよくしようと決意し、のり先に、より多く、部下を尊敬・信頼しなければ成り立ちません。」
「行為に対して行われる「勇気づけ」は、自分の行為を見てもらえた、認めてもらえたと思うことができる分、自信や自己肯定につながります。」
「問題行動を起こす人に遭遇したら、「この行動の目的は何だろう?」「何のためにこんなことをしたのだろう?」と問うてみてください。「なぜ?」では見えてこなかった対応策が、自然と浮かび上がってくるはずです。」
「勇気づけには5つの技術があり(略)
1 感謝を表明する(略)
2 ヨイ出しをする(略)
3 聴き上手に徹する(略)
4 相手の進歩・成長を認める(略)
5 失敗を許容する」
「生まれた国、時代、性別、家庭環境、生育環境、兄弟姉妹、そして身体的障害など、自分をつくるときに「影響」を与える要因はあります。でも、それは「影響因」であって、「決定因」ではありません。決定するのは自分自身であるのです。」
「自分流のとくにゆがんだ主観的なものの見方(略)
・決めつけ
可能性にすぎないものを自分で勝手に決めつけてしまう。(略)
・誇張(略)
・過度の一般化
一部うまくいかないことがあると、別のこともうまくいかないと思い込む。(略)
・見落とし
ある部分だけを切り取って、大事な側面を見落とす。(略)
・誤った価値観
無価値で存在する意味がないなどととらえる。」
「コミュニケーションで重要なのは、相手のものの見方(メガネ)に関心を持つことです。一致させるのではなく、お互いに話し(聴き)合うようにしましょう。」
「頼まれていないのに助言やサポートをしない。」