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是枝監督、そしてジュリエット・ビノシュがダブル主演(いちおうメイン主演のほうは、往年の名優カトリーヌ・ドヌーヴ?)ということで、期待したのだが……。
直前に観た『レッド・リーコン』がピントバリバリの超シャープな映像だったので、最初は家庭用ビデオで録ったのかと思ったくらい。もちろん、昔の映画風の狙いなんだろうけど。
物語も、自伝に嘘を書きまくるほど見栄っ張りの老女優である母親が、自分と向き合うまでの物語。ヨーロッパ映画のスタイルに合わせたのか、特に山場もドラマチックなことも、起こらない。しかも、『海街ダイアリー』とかにあった、特にどうってことない画面なのた、何故かひきこまれるものもなかった。海外映画の現場に負けたのかな?