■

『スケールアヴィエーション』
☆☆☆★

ヨンパチのハセガワ・トムキャットに特化した特集。もちろんバックナンバーなので、タミヤの同スケールキットは影も形もない。
製作途中写真があまりない同誌では珍しく、詳細に製作上のポイントを追って解説している、ありがたい特集。ただし、相変わらず文字級数と写真は小さい(T_T)
国産キットにしては、精密だが、組み立てにコツが多数必要な上級者向け、という前提があるので、単純に入門者向け記事ではない。
すり合わせだけでなく、あちこちにプラ板やプラ棒で接着強度を稼いだり、他のジャンルのプラモではあまり見ないテクニック(コツ)が頻出。
製作記事のページでも、あちこちに実機写真が満載なのはニクイ。汚しの参考にもなるし、製作記事においても塗装工程まで詳しく解説されている。

ヨンパチ特集という結構なので、フジミ、アカデミーのキットとの比較記事も役に立つ。ただ、「値段の割に…」というような文章があるのに、定価が書かれていない、本誌の悪癖はなんとかしてほしい。
ニューキット紹介の記事には定価表示があるのに、一体全体何故？趣味の雑誌なのに、ここまで来るとメーカーから圧力でもあるんじゃないかと勘ぐりたくなる。
閑話休題、他のスケールや、ジオラマ系モデラーによるトムキャット作例もあり、トムキャットファンには満足できる一冊。

この時期には、同じくトムキャットの32、72の特集がそれぞれ前後して組まれているのが面白い。

SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2012年 03月号 [雑誌] 大日本絵画 2012-02-13

鈴木亮『アルバイトだけでもまわるチームをつくろう』を読む。

印象に残ったところ

「社員募集ではなく、アルバイト募集をかけて集まってきた人の中から良い人材を社員として採用するのです。」

「誰がマニュアルをつくるか（略）仕事する（略）彼ら自身につくらせる」

「やさしさは、相手に気づいてもらえなければ意味がない（略）相手に気づいてもらうことではじめて喜んでもらえる気遣いとなります。」

「伝達ミスが起きてしまった場合には（略）必ず指示を出した側が叱られるのです。（略）伝わっていなければ、伝えたことになりません。当然、責任は伝えた側が負うことになるのです。」