思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

モロに『スター・ウォーズ』である。特撮は東映系の、『ギャバン』の感じ。こと音楽と宇宙船の構図は恥ずかしくなるほどのパクリっぷり。
ストーリーは『里見八犬伝』それも薬師丸ひろ子のやつにそっくり。
それなのに妙に叙情的なタイトルの意味は、ラストまで見ればわかる。

宇宙からのメッセージ [DVD]宇宙からのメッセージ [DVD]

TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 2015-03-13


本書の購入は、右翼(保守)系を自認する国士的国民の義務である。(なんかどっかの団体に所属している人みたいな堅苦しい書き方になったけど)
他の人の本で、事件の概要は知っていたので、改めて知る内容は少なかった。本書は歴史的な前後関係や、当時の写真が豊富なのが特徴。凄惨な写真というのは少ないので、その手のものが弱い人もご安心を。

「中国側の資料によって、通州事件が国民党との密約による陰謀であったということが、わかってしまった(略)通州事件の2年も前から、すでに蜂起は計画されていた」

「1927年(昭和2年)3月24日朝、南京の日本領事館が中国兵に襲われた。警備の兵隊を銃剣で突き殺し、暴徒はそのまま館内へとなだれ込んだ。(略)領事夫人を初めとした女性たち(略)素っ裸に剥かれ、金目のものを隠していないか、くまなく”検査”された。その後、彼女らがどのような目にあったかは想像に難くないだろう。(略)領事館への破壊行為は、宣戦布告と取られても差しつかえない異常事態である。」

「当時、北京にいたアメリカ人ジャーナリストのフレデリック・ヴィンセント ウイリアムズは、通州事件は人類の歴史で最もひどい残虐事件だと、日本は世界に訴えるべきだと書いていますが、一方で日本人は宣伝ベタだからできないだろうと、まるでわがことのように悔しがっています」


日本人が知らなくてはいけない通州事件 80年目の真実 (英和ムック)日本人が知らなくてはいけない通州事件 80年目の真実 (英和ムック)
藤岡信勝

英和出版社 2017-03-21