うさんくささ満点の二人による対談。
上念先生の話題は、誰それによると、という本で読んだ内容が多く、そういう意味でも何かなあ…という感じ。ちゃんと出典を明示しているのは正直で良いが。
あと、反日左翼分子は名前をしっかり書いているので良いが、(自称保守)についても文句をつけている割には名前を出していないのが腰が引けている感じ。
保守分裂を意図しているわけではないから敢えて書いていないのか、反論されるのが怖くて逃げているのか、どっちだ?(自称保守には左翼の工作員が混じっている、というのは分かるが、だからこそそれらを区別するためにも余計に名指ししてほしい)
説教ストロガノフ 「日本の敵」を叩きのめす! 上念 司 倉山 満 PHP研究所 2014-09-16 |
有料メールマガジンをまとめたもの。
どうでもいいが、タイトルが何か中途半端に切れてる感じで気持ち悪い。「世界の半分を怒らせるコラム」とかにしてくれない??
イベント「226」とかに行っていない人にはあまり分からない、政治的発言が載っていたりするのが興味深い。投票に行かない、というところ以外はほとんど同感なのだが。
「危険な技を省いたことで誰でも学べるようにはなったものの、その反面として自分が強くなったかどうかは、素人目には判然とし難くなります。
技を修める者たちに達成感を与え、目的意識を持たせるために生み出されたのが、つまり「段位」と「試合」なのです。」
これは柔道について。
「自ら設定した陰謀というフレームに頭からのめり込んでしまえば、それ以外の情報が無意識に選別され、遮断されてしまうのは当たり前の話です。
判断保留という選択によって、フレームの制限から距離を置くことでのみ、正しい事実関係の認識に近づくことが可能となります。」
「乗馬、射撃、ボート等の、民放では結果しか放送されず、NHKですら二の足を踏むような競技、あるいはフェンシングやレスリングのような歴史的競技こそが、オリンピックという晴れの舞台を必要としている筈です。」
「セクハラ発言を許しておいて、後になってそれを政治問題化するのでは時機に失するというものです。政治はタイミングが重要なのですから、敵失は見逃さずに速攻で応酬すべきです。」
「席に戻ってからハンカチで目元を押さえるなんてことじゃダメでしょう。政治家なんですから。「喧しい、この種無し」「もう勃たねんだろうインポ親父」くらいは喚いて欲しかった。不正規発言には不正規発言で、罵詈雑言には悪口雑言を以て応酬することが正しいのです。」
世界の半分を怒らせる (幻冬舎単行本) 押井守 幻冬舎 2015-04-23 |