思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

小宮一慶『ビジネスマンのための「解決力」養成講座』

「1現状を客観的に把握するために、できうる限りの情報を収集し、分析するまで、結論を急がない。
2「事実」と「仮定」を分けて考える。
3情報を論理的に分析して結果もまた、ひとつの「仮説」として「検証」する。
4思い込みとメンツからくるバイアスに注意する。
5問題解決とは、限られた資源と情報のなかで、失敗確率を最大限下げる(成功確率を最大限上げる)ために行うもの。」

「一般の会社では、部下の人たちは、口では「はい」と言っても、さらに、頭ではそうしようと思ってち、気持ちと身体がついていけないのがふつうです。(略)でも、その話し合いの過程に加わった人は、参加意識を持ちます。それが、最終的な決定に対する支持と行動を生みます。そのことが、決定事項の成功確率を上げます。」

「本来、ABC分析は、BとCのなかから、「売り逃し」を見つけるために用います。BとCを切り捨てるためのものではありません。」


佐々木常夫『部下を定時に帰す「仕事術」』

「実際の締切りをデッドラインに設定してはいけません。常に、実際の締切りより少し早めに設定するのです。(略)なぜか?それは、(略)間際での仕事にはロスが多い(略)どうしても、仕事の質が低下してしまうのです。」
「自分勝手に「相手はきっとこう考えているはずだ」という思い込みは避け、当たり前だと思っても、必ず相手に確認することが大切です。「当たり前」と思うときこそ、「思い込み」の可能性があるのです。
そして、できれば、作業が途中まで進んだときに、もう一度相手に確認するのがよいでしょう。(略)これを実行するだけで仕事のムダは減らせます。」