杉本良明『リーダーなら知っておきたい部下の心をつかむたったひとつの大切なこと』
「真のリーダーシップとは、対等な関係で、相手をその気にさせて「乗せる」こと(略)相手に上下関係を意識させなければさせないほど、リーダーシップは効果を発揮するのです。」
「すべての交渉や折衝の席で「気持ちはわかります」「それは無理もないですね」と繰り返せば、たとえ対立しても角が立ちません。なぜなら、「承認」と「同意」は別物だからです。真っ向から意見が対立した場合でも、共感の承認はいくらやっても問題ないわけです。」
「どうしても部下を叱るときは、必ず強力な承認の一言を加えると部下は反発しない」
「「口出しはほどほど」の適度な介入とは、どうすればいいのでしょうか。 具体的にいうと、「○○を実現してほしい。やり方は任せる。手伝うことがあれば言ってほしい」と言ったあとは、関心を示して普通に日常会話に参加、適当に冗談を言って雰囲気を和ませておくのがいいのです。」
「部下の仕事を奪って、部下のやる気を殺いだりしては意味がありません。 だから、上司は意識的に「なまけもの」になる必要があるのです。(略)ヒマに耐えることができなくてはならないわけです。」