『舞目真面とお面の女』
財閥の長をなした祖父の遺言で残された、金属の箱、石の箱、そして「面を解く」とは?
一見普通のミステリーっぽいが、ラノベとしても不自然な、謎のお面をかぶった中学生(?)がひっかかる。
後継者を選ぶため、という真相には違和感ありまくりだったが、お面の女の正体と合わせて、ドンデン返しが仕掛けられていた。そこまで入れると、伝奇ミステリーというか、いわゆる『火刑法廷』的な超自然ミステリーと言えるだろう(最近では<ごときもの>シリーズのような)。
舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫) 野崎 まど アスキーメディアワークス 2010-04-24 |