思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

極寒の海の死闘は、今回はまだリアリティがあるんじゃないかと思える決着。
後半は日本の選挙戦。
前巻に買いた「大滝=小泉」説だが、
大滝淳
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小泉純一郎
で、案外正解かも。
ベネット大統領の意向「最終的には経済力に寄生したちっぽけな精神の政府を成立させるのだ」というのは、奇しくも2000年代の日本の状況として成立してしまっているかも…。
イカ国務長官と海渡幹事長の会話での独白「ここでアメリカの言いなりになったとしても 日本に残された道は 占領に等しい屈辱的な状態……」「それは日本が再び焼土となり 国そのものが消滅するよりも ましな選択だといえるのか!?」というのは、アメリカべったりあるいは中国様様な道しか考えていない現在の政治家や官僚にも問いたい。

沈黙の艦隊(14) (講談社漫画文庫)沈黙の艦隊(14) (講談社漫画文庫)
かわぐち かいじ

講談社 1998-08-06