2021-01-13から1日間の記事一覧
三津田信三 ☆☆★ 中央公論新社導入として、生き物を介さない、家そのものの幽霊は存在するか、という談義があり、そこから3つの中短編を読む、という形。『あの家に呼ばれる』☆☆★ 住宅地の中にある家の隣の空き地に、泥酔して深夜に帰った時にだけ家が現れ…
押井守 ☆☆☆★ 講談社何故、SF者であり、日本史や文化に詳しくない渡辺麻紀さんを聞き手に選んだのか理解に苦しむ。いや、無知な読者の代わりに説明を求めてくれるから、後で膨大に注釈を入れる必要がないから、というのは分かるけど。でも、これが明石散人…
山本七平 ☆☆☆★ 文春文庫「あたりまえ」とは何か? という論説を期待したのだが、違った。執筆当時の80年代の国内外の問題に関する、著者なりの評論に過ぎないのがちょっと残念だった。ちなみに、言葉の定義的なところでは、 「各人がその日常生活において、…