時期は違えど、ちょうど一世代前の『甦る零戦』かな…と思って読み始めた。
少し読むと気になるのだが、本書はノンフィクションではあるが、小説として書かれている。“著者”がまったく登場しないのだ。
これについてはあとがきで言い訳があるのだが、著者にとっての都合はどうでもいい。読者にとっては非常に不親切。
日本の事情がほとんどないのは、著者がアメリカにいたため。つまりはアメリカから見た『甦る零戦』ともいえる。
アメリカの政治家たちのプロフィールなんて、外交専門家以外はどうでもいい。(逆に言うと、本書はそういうプロ向けともいえよう)
たそがれゆく日米同盟 ニッポンFSXを撃て (新潮文庫) 手嶋 龍一 新潮社 2006-06 |
映画「スカイライン 征服」
リメイクされた「インディペンデンス・デイ」であり「クローバー・フィールド」であり「マトリックス・レボリューションズ」である。
言えるのは、やはり西洋人には怪獣映画は作れない、ということ。(作る気もないのかもしれないが…)