2008-01-25 『空海の風景(上)』読了 読書 風景とあるように、空海の生涯を順番にエッセイ風に綴ったもの。 『坂の上の雲』も小説かどうかはきわどいところだったが、こちらは完全に小説とは言えない。 台詞があったとしても「と言ったであろう」というような作者の推測として書かれているし、 取材の情景もそのまま書かれている。まさにエッセイのそれだ。 とはいえ、時系列的に書かれているので、次第に小説を読んでいるような気になって来るから不思議ではある。