1話「響鬼」
いきなりミュージカルしてたのには面食らったが、ほとんど全編音楽に合わせた編集なになってたので、“響鬼”というタイトルから、音にはかなりこだわった作品になりそうだと気が付いた。
少年役の男か女か、というような顔とか妙な軽いノリには未だ全然馴染めないが。ヒビキが名前か苗字が明かさない、というセンスはナイス。
完全新生といっても、本編パート、特撮パートともに平成ライダーの雰囲気と大して変わりない感じ。『龍騎』のほうがよほど違和感があった。『LOVERS』のような森でのワイヤーアクションはかなり格好良かったが。
ただ、バンダイ的にいえばアイテム類は主演の細川茂樹に合わせてなのか、大人向けでもおかしくないハイセンスなものが多いのがナイス。撥と太鼓はともかく、音叉は実に格好いい。そして特筆すべきはディスクアニマル。どこかで聞いたことあるような、というのが難点だが、円盤が1軸可動のみで動物形態に変型する、というエッシャーのような超絶技巧ぶりが凄い。
ただ、ここまで渋くするなら響鬼のボディカラーはマジョーレカラーではなく、綿とか絹や麻みたいなつや消しにすべきだったのでは?和服のライダーなんていいんじゃないの?
細川茂樹は格好いい!
これならお母さんたちもばっちりつかめること間違いなし!