思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

仮面ライダー響鬼の感想の感想

ネットで感想をいくつか見ているのだが、
http://blog.goo.ne.jp/hibiki-sigehira/e/7b823bc972aa4ece6c9860479eb13bcd
ここを初め、「ノレない」*1という感想がいくつかあった。
「なんで?こんなにオモロイのに〜〜!」
と思うのだが(なんか女性が書くような文章だなぁ(^^;))、
原因を考えてみよう。
いちばんの原因は戦闘シーンのマカモー(CGI)がショボいことだろう。
これはほんの少しましになってきたとはいえ、やはり痛いところ。
前の“胃袋”の時のように、改善を望みたい。
乱れ童子みたいに童子じだいを強化するテもあるが、
やはり番組のコンセプトがマカモー退治だから苦しいだろうなぁ。
必殺技が“画”としてイマイチ燃えないのもノレない要因かも。
3人のライダーのどれか、ではなく、3人とも燃えないんだよなぁ…。
戦隊ものの必殺技のエフェクトに馴れてしまった反動だろうか?
だいたい特撮パートが多いのは多分衆目一致するところだと思うが、
本編パートでも探してみよう。
(たぶんライダーは厳密には監督1人=1パートだろうが、便宜的に)
登場人物が多すぎて一人に感情移入できないことは、
視聴者のテンションを上げられない要因になっていると思われる。
響鬼」は“猛士”という組織戦を描いた作品だから。
これは仕方ない、ともいえるのだが…。
もっと大きいのは主人公のペアの片割れ、明日夢の描かれ方。
中学生日記」っぽい明日夢の描き方はちょっと視聴者のターゲットから、
上にも下にもずれている。
響鬼」を見るのは小学生か社会人だろうから。
(ま、最近は中学生〜大学生でも見てるだろうし、あまり意味のない区分かもしれない)
各登場人物の個性の描き分け、演技などはかなりハイレベルなので、
そのへんは問題ないだろうと思うのだが…。
こういう群像劇が苦手な人はちょっと大変な部分があるかもしれない。

*1:正確に言うと“ノレない”と“面白くない”とは、また別の問題ではある。つまらなくはないが、ノレない、というのが妥当なのかもしれない