思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

仮面ライダー響鬼

第24話「燃える紅」
面白い!まず冒頭ではマカモー・泥田坊に対して響鬼の音撃が炸裂。やはり等身大の敵に対してのほうがCGエフェクトもばっちり決まっている。怪獣サイズの化け物のCGがショボすぎるのか、否、いちTVシリーズとして見てもエフェクト関係はかなりレベルが高い。特にラストで響鬼が紅になった時に身体から炎が出ているような効果は抜群にかっこ良かったし、自然だった。
カスミがバチを持って到着し、轟鬼になぜギター(弦)をやるようになったのかを訊き、一方たちばなでは、ヒナカが明日夢になぜドラムをやるようになったかを訊いている。両者が全く同じことを喋っているのをカットバックでつなぐ編集がナイス。
あきらからかかってきた電話を持田にわからないようにこっそり明日夢につなぐヒナカ。なのにあっさり持田に喋ってしまう明日夢。ヒナカが気を回したのだろうが、明日夢が天然/無神経というより、二人に気があると思っているのはヒナカだけなんじゃ…?
威吹鬼も合流して三人でバチの修行。特訓/修行/練習シーンのあるマンガ/アニメって最近は珍しいのでは…。ちゃんと鍛えて/努力して強くなる、というのは子供にも大人(大きな子供)にも、大事なメッセージだと思う。細川さん、しっかりしたアクションできるのね…。
たんぼに使って泥田坊が大増殖。そこへ響鬼威吹鬼轟鬼が到着。BGMはしっかりと太鼓・ギター・ブラスが混成の曲に。先々週使わなかったのは、ここまでためる/ひっぱるためだったのか、と納得。いや、ホントは逆に三人ともバチ(太鼓)だからおかしいのだが、三人の鬼のイメージ曲としては間違いではないから。
それぞれバチで戦うのだが、響鬼は炎で遠隔攻撃、威吹鬼は手際良く太鼓を張り付けて倒す。轟鬼は最初はなかなか倒せないが、「腰を入れて」という響鬼のアドバイスを思い出してからは順調に。さらっと見せているが、アクションの組み立てとしても演出としてもかなり巧い。
さらに途中で響鬼が深紅の“紅”にパワーアップ。そこからは敵をバチで一撃すると炎の太鼓のエフェクトが浮かび上がって爆破される。つまり太鼓をいちいちはっつけて何度も叩く必要がないのだ。轟鬼は10回くらい、威吹鬼は5〜6回くらい、響鬼は3〜4回だったのが、紅になってからは1撃で倒す、と強さの差別化が描き分けされているのも凄い。