思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

パターン


☆☆☆★

パターンって、インドの地方の名前らしいが、もしかしていわゆる「バターン死の行進」のバターンのこと?(これがウソなのはおいといて)
改めて、昨今のインド映画の勢いは、80から90年代の、香港映画のそれに似ている。世界で受けてるもの、面白そうなものは、なんでも貪欲に、節操なくパクる姿勢だ。
本作も、「面白い」という以外の情報なく見てみれば、スパイもの。『ミッション・インポッシブル』と『007』に、『ハーフバリ』を足して、2で割ったような作品だ。時間も160分もある。
CGは割とチープながら、強引なまでの勢いと、ドヤ顔で持って行っている。いわゆるボンドガールとのキスシーンがないのも◎。(顔はメチャくっつけるけど)
他の国の肉弾戦と違って、量感というか、打撃が重そうなのはインド・アクション。カー・アクションからのヘリも巻き込むとか、強引でしょ?(^^;)
さらに『ミッション・インポッシブル デッド・レコニング』(の予告?)を観てから作ったのか分からない(内容的にそうだと思うけど、企画から公開までのスピード感も香港映画譲りの凄まじさ)けど、あっちが列車を一輌ずつ通り抜けるなら、こっちは屋上を飛んで走る!
娯楽大作として、文句なく楽しめる。私みたいにミュージカルが苦手な人でも、ダンスシーンは中盤とエンディングにしかないから、勧めやすい(とはいえ、中盤のそれは5分くらいあったかも(^^;))。
主人公は、日本でやるなら岡田准一だろうなぁ。顔が似てるのと、筋肉アクションとか。