思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

スティーラーズ


☆☆★

とあるトンマが、質屋にショットガンを質入れしたところから始まる。おバカな2人が、知り合いのウチにマスクをして強盗に入ったが、正体がバレて、家ごと爆発する惨事に。
そこで再び、場面は質屋に戻り、別の新婚男が、指輪を質に入れに来る。
ってことは、ある質屋を介したオムニバスかと、思いきや、このエピソードの後半では、第一話の内容、文字通り、乗った車がクロスする。いわばミステリー小説でいうところの、連鎖もの。タランティーノっぽい。
この第二話は、新婚男の失踪した妻を探すと、『ジャック・ビルト』ハウスよろしく、さらってきた裸の女が入った犬の檻がピラミッド状に積まれて、それが後宮の女のようなヒエラルキーを大言している、と書いていると、ホントにキチガイとしか思えない状態(^^;)おまけに、女たちは、それに順応している、という悲惨な精神状態。
第3部は、プレスリーワナビーがお祭りでブレイクする。そこへ第二部で、解放された裸の女たちがゾロゾロとゾンビのように歩いてきたり。
だから何? という映画なのだが、第二部だけはホラー/ミステリーチックでちょっと観た意義はあったかも。