思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー

☆☆
原題は『ELLES』と、全くと言っていいほど関係ない。
ジュリエット・ビノシュセックスワーカーの女性達なんかを取材するルポライター役。『トリコロール』の頃は、外人女性としては日本人的に最高の美人やん!? と思ったが、さすがに寄る年波には勝てないか。
いわゆる中年の危機というか、共働きの中年女性にはあるあるの問題をこれでもか、と盛り込んだもの。邦画でもよくあるタイプの映画。
夫とも、大学生くらいの息子に「仮面夫婦」と言われる関係だし、息子たちともイマイチ。
でも、記事を書くのに徹夜したり、取材対象とは関係をもっちゃうくらい、仕事に熱中しているというか、逃避している?
テーマ的にもどうでもいいし、ジュリエット・ビノシュの美貌目当てに見るほどでもなくなったので、観続けるモチベーションは一気に急降下。
とどめを刺したのが、撮影。照明や画面のルックじたいはパキっとしてて良いのだが、9割が手持ちで、おまけに「ワザとやってるやろ!?」というくらい過剰な手ブレ。この前の『キングダム 見えざる敵』もそうだったが、私的に、手ブレ撮影って嫌いなんだよね(´д`) 画面が見にくいから、ちゃんと三脚とか手ブレ補正して撮影しろ! と言いたい。もちろん、タイトル画面とラストカットの食卓が完全にフィックスである、という対比なのは分かるんだけど。

2011年 フランスドイツポーランド