2022-08-19 巨大宇宙SF傑作選 黄金の人工太陽 ☆☆ 創元SF文庫20作のアンソロジー。 現在、地球上に暮らす私たちの周辺で起こる「少し不思議」系の話はほぼなく、異世界や、はるか未来の話が多い。それでいて中編にも満たない短編ばかりなので、世界観や状況を掴むので精一杯。せめて、各作品ごとに、月が爆破するとか、太陽が動き出すとか、分かりやすいオチがあればいいのだが、あまりそんなのはない。 紙の本は知らないが、各短編のトビラに加藤直之氏のイラストがあり、それらが全てカラーなのは、電子版の特典であろうか。