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ツイ・ハークは近年、歴史ものも含めて色々撮っているが、本作はジョン・ウーの歴史大作。なんせ前後編である。その前編。
『三国志』の中の有名なエピソード「赤壁の戦い」を描く。
いわゆるジョン・ウー的なケレン味はほぼないが、本作のラストにはしっかりハトが登場(^^;) 伝書鳩だ。
戦争ものとしては、CGを使って、大量の兵士を表現。特に、川を埋め尽くす軍船は圧巻……と書きたいところだが、CGだと分かってるので、全然燃えないんだよなぁ(´Д｀)
詳しくない勢からすると、『三国志』と言えば、諸葛亮孔明の大活躍だが、そこはあちこちに伝令的に、というか、映画的には語り部的に登場するだけで、少なくとも本作では、天才軍師には見えない。
アクションも、まあまあだが、『ウォーロード』なんかに比べるともうひとつ。『三国無双』なんかもあることだし、ツイ・ハークばりに関羽とか、一人で数人ぶっ飛ばしても良かったのでは？
『少林サッカー』や『クローサー』でおなじみのヴィッキー・チャオが出ていたが、お転婆娘役で戦場にまで出てくるのに、あんまり活躍しない。後編では戦ってくれるかな？ 目がデカいことだけが印象的。
なんか文句ばっかりだが、面白い要素が突き抜けてブレークスルーしそうなのに、爆発しないもどかしさのゆえ。
なお、音楽はオープニングクレジットが出る前の１曲目から、メロディアスだから日本人？ と予想したら、やはり岩代太郎氏だった。
余談ながら私的に、敵のじょうしょうがTOKIOの城島にしか見えなかったなぁ(^^;)
