思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

最終兵器彼女(6)』高橋しん
☆☆★

いよいよ終局へのカウントダウン、と言う感じ(7巻で終わるのを知っているので)。
ちせが暴走? と思わせて夢オチとか、シュウジが悩んでいると言うか、いろんな意味で追い詰められている表現と受け取るのが正しいのだろうが、乗れない私的には反則的なヒキ(スカし)にしか思えな買った。
背景のみならず、キャラの線の密度も4コマ漫画レベルに低いので、何が起こっているのか分かりづらい。せっかく映画的、アクション映画的、SF的に見所になるような戦闘シーン、ロボット暴走シーンが少女漫画的な抽象的表現なので、実にもどかしい。
ちせの人格プログラムが崩壊してきて、ちせ人格と戦闘ロボットAIが同時に喋っている表現(セリフが重なる)は面白かったが。