林譲治
☆☆☆☆
3巻の記憶がほとんどないのだが(^^;)、この巻になって、ミリタリーSFだったものが、ぐんとファーストコンタクトものに引き戻された。
敵のAI五賢帝の変化、敵地の生態調査などがぐんぐん進み、これなら前の2巻くらいを飛ばしても良かったんじゃないの? という違和感がより鮮明になる。
もちろん戦闘もあるが、行動の謎とその解明のためのものなので、SFとしての進展が止まっていない。
ラストでは、急転直下。単行本一冊費やしてもいいくらいの展開を2、3ページでやってしまうのに驚いた。