林譲治
☆☆☆☆
次から次へと、急展開と謎解きが繰り広げられる完結編。
結末は意外に呆気ない……というよら拍子抜け? と思わせて、真のクライマックスが待ち受ける。それは『2001年』と『2010年』を、はじめクラーク作品のオマージュが随所に散りばめられている感じ。『神の鉄槌』『遥かなる地球の歌』そして集団知性は『都市と星』にイメージソースを取っているだろう。
読み通すのに、発売時期以上に間隔を空けてしまったこともあり、ガイナス側は言うまでもなく、出雲、壱岐などの勢力バランスや位置関係がよくわからなかった(^^;) 星図や相関図はつけてほしかったなぁ……。