思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ファイブスター物語(7)』
☆☆☆☆

前半はタイマンMH戦、後半は超人ではない、軍隊同士の戦争が描かれる。
前半、永野メカとしてはアパッチは下から数えた方が早いダサダサ、オージェは逆にトップクラスの素晴らしいデザインの対決。双方ともに別種のハンデがあるという設定が面白い。
後半は、ナチス戦車オタクでもある作者の知識が存分に披瀝される。連載当時読んでいた私には世界史の知識も、戦争の知識も戦車の知識もなかった。それらを得た現在の目で見れば、見所というか、説明ゼリフだらけやん?!とも突っ込める余裕すら出て来る。史郎正宗にも通じる濃さだ。AKD軍の戦車も格好良いぞ!
巻末の軍事設定解説も軍事オタクならより面白いだろう。