思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『かくも根深い「政治の劣化」を叱る!』
☆☆☆☆

倉山
「樋口恒晴『「一国平和主義」の錯覚』(略)現在は『「平和」という病』としてビジネス社より復刊)をお読みください。超がつくほどの名著です。」


上念
「なぜ池田内閣や岸内閣時代に(略)は旧軍の影響力が無視しえぬほどに大きかった。彼ら軍閥とも戦わなきゃいけないという面もあった。とくに軍閥との戦いを意識していたのが吉田茂で、軍閥が復活しないための手立てをものすごく講じてました。」

上念
「チャイナとやりあうには海上保安庁の強化は必須ですが、この強化はある意味、軍拡になります。でも表向きは警察予算が増えるだけです。(略)実務の延長として、なし崩し的に防衛力や安全保障が強化されている(略)これぞまさに、我々が平和憲法下ではこれしかできないと思っていたことを、いとも簡単に逸脱する状況です。」

上念
三田村武夫先生の『大東亜戦争スターリンの謀略』(自由社)は、日本の中枢に共産主義者が入り込み、戦争計画をつくって破滅への道に導くプロセスを細部に至るまで記しています。」