思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

大日本サムライガール(3)』
☆☆☆☆

ひまりプロダクションに三人のメンバーが加わり、ステッチライン再建計画の成功と共に、大きく飛躍する。
ちょっと都合良すぎる気もするが、主人公に電通とのコネがあると、事実上何でもできる、ということか。ちなみに蒼通というネーミングになっているが、韓流ドラマに関する記述は電通そのもの。
政治的にも、大日本大志会の党大会開催、そしてひまりの看板タイトルの政治番組の決定など、相変わらず盛りだくさん。
ラノベとして考えれば、物理的なボリュームと、プロットとしてのボリューム双方とも申し分ない。
唯一不足しているとすれば、マーケティング的には低IQ層と言われている(このへんは作中で解説されている)ひまりファンの顔が見えないことくらいだろう(荘司や掲示板の書き込みは除く)。
裏表紙アオリには「政治・経済・芸能」とあるが、経済についてはまだ何もない。「経営」なら嫌というほどあるが(^_^;)