思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

小飼弾小飼弾の「仕組み」進化論』

「情報がスムーズに上がってくる体制を作るには、日頃から(略)悪いニュースから先に伝えるという習慣を徹底すること、そして悪いニュースを受けてもリーダーはいつも笑顔でいるという原則を必ず守ること。(略)いざ事故が起こったとき、リーダーには(略)担当者に責任を取らせても罰しはしない、というスタンスが要求される」

アウトソーシングには常に大きなリスクがあるということです。アウトソーシングは、自分でコントロールできる要素を減らすということなのですから。よほど安価であるか、よほど信頼性が高くない限り、基本的に凶と考えておいたほうが安全です。」

「あと1ピースがあれば実現できるというところまで、物事を具体化しておき、必要なピースが出てきたら、すかさず拾いにいく。」


大日本サムライガール(7)』
☆☆☆★

さすがに7巻めともなると、(普通のラノベしか読んでないゆとり世代読者ならともかく)私にとっては飽きてきたのかもしれない。
(作中ではその言葉は出てこないが)ニュークリア・シェアリングまで含めた日本の核保有についての、日毬と二大政党そしてCIA、DIAとの討論はそこそこ面白いが、しょせんはフィクションだもんなあ…。それを言っちゃあ、本作の意義じたいを無意味にしてしまうのだが。
奇策とも言える民主党(仮名)との対等合併と、アメリカから電通(仮名)を通じてのマスコミバッシングなど、今回は芸能界描写はほとんどなく政治オンリーと言って良い巻だった。『沈黙の艦隊』の日本の選挙あたりのイメージ?(あそこでも戦闘シーンは全くなかった)