思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

佐々木繁範『なぜ、優れたリーダーは「失敗」を語るのか』を読む

タイトルの答えは、要するに、失敗と向き合い、なぜそうなったのかを探求し、そこから何を学ぶべきなのか、学んだのか?を理解、実践したから、ということ。それができればネガティブな感情に負けることなく失敗談を語ることができるというのだ。

「新しいことにチャレンジして失敗した場合には、原因を追求するのではなく、目的を確認した上で、「どうすれば良かったか?」、そ5目的をより効果的に達成する方法がなかったか、を確認すると前向きな対処が期待できます。」

「「目的確認型」の振り返りは、次の5つのステップで、10の質問に答えていきます。
ステップ1:失敗の所在の明確化
質問1 何が起きたか?
質問2 そのどこを、失敗と感じたか?
ステップ2:マイナス感情の除去
質問3 何が嫌だったのか?(怒り、悔しさ、悲しみ)
質問4 どうすれば、感情が鎮まるか?(感情を癒やす)
ステップ3:目的の確認
質問5 本当はどうしたかったのか?
質問6 それによって、何を実現したかったのか?
ステップ4:リソースの認識
質問7 そんな中でも、できたことは何か?
質問8 結果として、良かったことは何か?
ステップ5:学習と振り返り
質問9 この経験のおかげで、何を学ぶことができたか?
質問10 振り返ってみて、どうか?」


タンジェントグレッグ・ベア
☆☆★

ややファンタジー寄りというか、日常系がほとんど。

『炎のプシケ』☆☆☆☆
開発途中の小惑星を地球衝突起動に乗せて要求を突きつけるテロを描いた、直球のSF。直撃すれば地球はほぼ壊滅、という恐竜絶滅レベルのサイズの小惑星を、そうそうたった一人で動かせるものかな…という疑問はあるが、ビジュアルイメージは十分。

『姉妹たち』☆☆☆★
デザイナーズチャイルドが当たり前になった世界で、天然に受精した少女が向き合う世界との葛藤。イーガンの某短編と似ていが、より純文学チックにまとまっている。

『ウェブスター』☆☆★
男を知らない中年女が、辞書から出てきた男と情事にふけるという、日本のオタクを皮肉るような作品。もちろん書かれたのは七十年代のアメリカだが。

『飛散』☆☆★
テディベアみたいな、ロシア語を始め各国語を話す熊と少女が不思議な現象に遭遇するのだが、よくわからん。

『ペトラ』☆☆★
キリスト教や、ギリシャ神話的な世界を描いたファンタジー。タイトルは、キリスト教のペテロか。

『白い馬にのった子供』☆☆
子供におとぎ話を語る話。よくわからん。

タンジェント』☆☆☆★
『ハイパー・スペース・サーフィン』をベースに、「接点」という意味のこの単語を、真っ先に頭に浮かぶ音楽と合わせた「向こうの世界」との交流もの。

『スリープサイド・ストーリー』☆☆

少年と老娼婦の恋愛ものに見えるが…。