ダイヤモンド ハーバード・ビジネス・レビュー編集部『協力のリーダーシップ』
主に大企業のプロジェクトチーム向けの本でした。
「個人の役割は具体的に規定する一方、チームの任務をどのように遂行していくかについてはあいまいにしておくと、協力性が高まる。」
「EQの高いチームの場合は、まず反対意見をじっくり聞きます。また、みんなの意見が一致したように見えても、全員がその決定を全面的に支持しているかどうかを確認します。「まだ出ていない見方や、検討が不十分な問題はありませんか」とグループ内で自問するのです。」
森時彦『ファシリテーターの道具箱』
会議の進行の方法ももちろん載っていますが、QCサークル活動やプロジェクトなどの問題解決の手法が印象に残りました。
その内容なら、外部講習で習ったことがほとんどでした。
内海正人『上司のやってはいけない! 残念な上司にならないための95項目』
「上司がやるべきことというのは組織の規模によっても、ポジションによっても大きく違ってきます。多くの本でノウハウがバラバラなのは、それぞれ異なった立場やキャリアで組織をまとめてきた人たちの経験をもとに書かれたものだからです。(略)しかし、どんな組織やチームをまとめるにしても、最低限ここだけは外してはいけないというポイントがあります。」
「頼むときには、バカ丁寧に仕事を説明するほうが、かえって仕事の生産性が高まり、後で起こる面倒なことがなくなります。(略)「このぐらいはわかっているだろう」は今の時代には通用しません。」
「「クヨクヨするな」「気にするな」と声をかけることは大切ですが、これは問題の重要性を本人が十分に理解している時にかけるべき言葉です。起こしてしまったことの大きさを認識できていない段階でかけるべき言葉ではありません。」
「上司が部下に伝えるべきこととは何でしょう?それは、「今からやろうとしている仕事が何のための仕事なのか」ということ。これを理解させないといけないのです。」