『渡部昇一 日本の歴史1』
「戦争中に国の方針としてユダヤ人を迫害しないと決めた日本のような国はほかになかったのだし、(略)それを東京裁判のときに世界に宣伝するセンスが弁護団にあったら、世界中のユダヤ人から東京裁判反対の声があがったのではないか。(略)そうすれば、東京裁判は中止された可能性もあったのではないか」
「最近の言語学は、なぜ英語の不規則なスペリングが亡びないかの理由を、学問的に明らかにしている。つまり、そのほうが早く読めるからである。その理論を当てはめると、日本の漢字仮名交じり書きは、最も伝達効果のよい表記法ということになる。」
渡部昇一「日本の歴史」〈第1巻〉古代篇 現代までつづく日本人の源流 渡部 昇一 ワック 2011-01 |