思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『女性宰相待望論』加藤清隆
☆☆☆☆
自由社
渡部昇一、女子会に挑む』と似たコンセプトだが、本書は現役女性政治家に限定しているという点で、より焦点が絞られていると思う。
それはもちろん、タイトル通り、初の女性総理が誕生するとしたら、この中から出るであろうことはもちろん、しっかりと取り組んで来た政策や問題点に触れているところが具体的で良い。

高市早苗
「私が最も大事に考えたのは、天皇陛下の開戦時の勅語ですね。(略)当時の日本の国家意志は「自衛戦争」であったと考えるべきです。
 それから、ケロッグ=ブリアン条約で中心的役割を果たしたケロッグ国務長官も、米国上院外交委員会で「国家が相手国に対して攻撃を加えることなく、単に経済封鎖することも戦争行為だ」と証言しています。」
外交・歴史・国際法に詳しい政治家がほとんどいないのが戦後日本だ。
山谷えり子
日教組が43年反対していた学力テストを安倍内閣でやったんですよね。(略)何で日教組が反対したかって。沖縄、北海道、大阪、三重、高知とかですね、左派活動の強い地域はずーっと下に並ぶんです。(略)安倍内閣福田内閣麻生内閣と三回やってそれが出たんです。でも蓮ほうさんは事業仕分けで、それを止めさせたんです。(略)民主党の支援団体である日教組に配慮して、そういうことをしているんです。」