思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

日本国憲法無効宣言』渡部昇一南出喜久治
☆☆☆☆★
ビジネス社

占領憲法は非独立時代のもので、GHQが軍事占領しているので、これと指揮命令系統を異にする軍隊は不要なのです。最終講和までに軍隊を持たせると、戦争継続の可能性が生まれます。そのため、最終講和まではポツダム宣言武装解除と無条件降伏の条項を占領憲法九条として存続させる必要があったのです。だから、そもそも「自衛権」を否定したのが占領憲法なのです。」

「私の言う無効論は今の占領憲法下で国会議員が選任されている点がどうなのか。(略)旧無効論ならば絶対無効ですから地位も失ってしまう。
 だけど、私の言う無効論講和条約説ですから、講和条約の国内的効力として一応の法的効力がある。法律じゃありません。講和条約の国内的効力としての法的効力です。」

占領憲法を締結したときも戦争状態で、なおかつ主権はこの講和条約の発効によって初めて与えられると書いてある。そうすると占領憲法が制定された時点では完全な主権が日本にはない、非独立ですから。
 とすれば、占領憲法の前文にある「主権の存する国民の」云々というのは、これはまったくの嘘で、主権がそのとき存在しているのは、



『堕ちた天使と金色の悪魔』浦賀和宏
☆☆★
謎の組織の実態はまだだが、そのメンバーが徐々に明らかになってくる。
しかしこのシリーズ、改めて「作者の好き勝手書いてるなあ…」と思う。
ガンダム愛(いくらガンオタでも「永遠にアムロ」好きはマイナー過ぎでは…)、いわゆる右翼的発言などだ。(ま、核武装論などの主張にはほぼ残らず同意見ではあるのだが)