思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

轟轟戦隊ボウケンジャー

戦隊もので各1回はやってそうなおとぎ話ネタ。
ピンクのエピソードでの、シンデレラモチーフ。
末永遙のドレス姿というだけでも良いが、ラストに末永遙の笑顔で終わるというのは、前もあったけど、実に“決まる”。笑顔がいいんよな〜(*^_^*)
ベタベタな話なのだが、実はけっこうしっかりできた話だったんじゃないだろうか。
ガラスの靴に妖怪が取り憑いている(今回は悪の組織は全く絡んでいない。ガジャ様は出てきたけど、たんに興味本位で出てきただけ)というだけだし。
被害者と思われていたのは、実は自分の希望で夢の世界、王子様と一緒に居たという、なんか『吸血姫美夕』を連想させる展開だった。やっぱ脚本家が同じなだけある。…といいつつ、たまにピンチヒッターで別の人がやったりするから早合点は禁物なのだが。
今回もスーパーダイボウケンにはならず、サイレンビルダーの放水にピンクのゴーゴーマリンが分離して体当たりする、という超強引な、だが面白い決め技。
ロボと巨大化妖怪のキスとか、小ネタもいっぱいあったが、まあそのへんは指摘するとキリがないのでパス(^_^;)
妖怪(王子様)の手下の女が、なんか中森明菜に見えてしょうがなかった。最後の最後に髪くくってたのは何故??そういえばその場面、王子の世界が崩壊するシーンの背景の処理は結構良かった。
彼女だけが二つの世界を行き来できて、だから武器も持って入れる、というのは『ジョジョ』の「夢のデス・サーティーン」を思わせる頭脳プレイで◎。お子様向けとナメてない、こういうところが評価の対象になるんだよな〜。