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『エピソードG』の続編というか、スピンオフ作品。
シュラが密命というか、神勅で日本にやってくる。それを追伐しにアイオリアがやってくる。
シュラと戦うことになる敵は、剣闘士（グラディエーター）なるやつらで、世界各地の伝説の聖剣をモチーフにしたクロスを着たやつら。
今回はフルカラーということで、背景も含めて超絶的な描き込みの岡田マンガが、見やすくなるかと思いきや、むしろ逆効果(^^;)
デカ文字の必殺技も、ちょっと違う名前を同じく「エクスカリバー」と読ませて、しかも数ページおきに繰り返されるので、なんか滑稽というか、アホみたいというか。
どちらかと言えばハードというかシリアスな物語なのに、アイオリアとか、戦いに巻き込まれるハイティーンの娘とか、目の直径が頭の半分くらいあるんじゃないか、というくらいで、気持ち悪い。
ゴールドクロスのディテールも、美術的なかっちりさがなく、雑に線を何本も引いているので、禍々しいし。
比較すると、元祖である車田正美は、これの十分の一くらいの手間で、これ以上の様式美を実現しているんだから、やはりセンスだよなあ……と再認識させられる。
