「大河」
昔話。コウガの父・大河と幼きコウガとのエピソードで、
コウガがガロの称号を受け継ぐまで、つまりは謎に包まれていたコウガの過去が明かされる、という話だ。
過去の雑魚ホラーはお笑い芸人ぜんじろう。おじさんという感じではなかったが、
半ホラー形態の特殊メイクが怖かった。
子供コウガが指輪をはめた時のＪホラーチックな幽霊女とかもそうだが、
この作品は特殊メイクも凝っている。
大河がどうやら因縁の相手(道を間違えたかホラーに取り憑かれたかした幼なじみか？)と
対決している時にコウガが覗きに行って、
なんだかんだで相打ちに。
鎧を上からではなく前から装着したり、腕だけ先に呼び出しと、変わった使い方も見られた。
黄金騎士の剣は重い、というのは序盤で提示済み。
コウガの力では持ち上げられないが、ゴンザがクレーンで回収しようとするのがいい。
途中で切れて巧い具合に、アーサー王のエクスカリバー風に地面に突き刺さる。
コウガが指輪と正式に契約し(指輪と契約しないと黄金騎士にはなれない？)剣の修行を開始する。
夕日や月などのイメージショットをバックに、コウガの影が修行と剣を抜こうとして
失敗するトライ＆エラーが。
徐々に上達していくのがちゃんと分かるのが(当たり前だが)巧い。
何故少林寺風なのかは謎だが…。
騎士っていうくらいだから西洋風でもいいのに…。地味だけど。
今回はここだけでなく、因縁の対決シーンなんかも含めて音楽が良かったんだよなぁ…。
サントラ出ないかな〜。
『ミカヅキ』みたいに終わってから出すのだろうか。
剣が抜けた時に、父の最期のメッセージがフラッシュバックでインサートされる。
「強くなれ」
というのは『ミカヅキ』とかと同じ。
というより、父が子供に教えるべきは普遍的に
「強くなれ」ということであるべき、ということなのだろうか。
別に変わったことをしているわけではないのだが、
雨宮演出って心を動かすんだよなぁ……。
少年＆少年の心を持った大人のスピリットを持っている、ってことなんだろうか。
来週は……。こんな盛り上げておいて総集編かいっ!?
