思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ドラえもん のび太と奇跡の島


アニマル・アドベンチャー
☆☆★

少なくとも、大人が観るには、当たり外れがある子供向けアニメ映画だが、今回はダメなほう。
絶滅した動物を保護する、ジュラシック・パークというか、怪獣ランドというか、そこへ別々に拉致されたのびすけとのび太たち。絶滅動物の描写は、完全に『ジュラシック・パーク』である。また、今回の敵たちの描写は、ボスこそ典型的な藤子キャラだが、3人の子分は、『ポケモン』っぽいことこの上ない。
特筆すべきは、のび太のパパの少年時代を、野沢雅子が当てている、ということ。野沢さんも、大御所になってからは孫(そん)父子しか演じていないから、息抜きかな?(知らんけど、パチンコの『999』の哲郎とかやってたりする??)
ダメなところの、最大のものが、のび太と一緒に島の原住民と冒険することになるのに、自分の本名を名乗らないこと。普通は、のび太の名前を知ったら、「僕の名前は『のびすけ』だよ。似てるなあ」とか絶対に言うはずだ。
本作ではやたら乙女チックなスネ夫が敵に捕まって、拷問される際に、馬鹿でかい恐竜ロボが出てきたのに、触手プレイだった、というのがドン引きのとどめかな。