思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『よこがお』☆☆☆☆
『淵に立つ』と同じ監督の次の作品だが、観たのはこちらが先。
同じく筒井順子が主演で、訪問介護ステーションのヘルパー役。
とある訪問先の家族の娘とは、宿題を教えるほどの信頼関係があったが、親戚の少年が彼女を誘拐したのを黙っていたことで、マスゴミから叩かれ、職を追われることに。
熟女ながら、セックスシーンに挑むなど、体当たり演技なのが記憶にある。
シン・ゴジラ』の環境省役人役で印象に残っている市川実日子と並んで演技がしっかりしているせいか、地味ではあるが、退屈はしない。
なので、時系列をいじってミステリー仕立てにすることで、逆に観客にとって面倒臭い結果というか、テーマをぼやかす結果になっていると思う。