☆☆★
久しぶりの町山推薦映画。
前説では、史上初のサイコホラーということだったが、それはフェイクというか、本作の要素の半分に過ぎない。本作は、映画に取り憑かれた男の話でもある。
16ミリが出始めた頃の作品なので、撮影しながら三脚で刺す、というのが映像フェチ（？）とセックスを象徴している。スマホで動画が撮れる現代ならどうするんだろう……(^^;)
前説での、テクニカラーの解説が非常に勉強になった。今まで色んな映画のエンドロールでロゴは見てはいたが、単なるフィルムメーカーの名前と思っていた。三原色それぞれのフィルターで撮影した白黒フィルムを重ねたものだったのか。妙にビビッドな色味なのも納得。
前説では、主人公＝犯人は、のうのうと趣味のスナップフィルム撮影を続けました……。というラストかと思ったら、ちゃんと捕まってるし、そんな問題ない作品な気がするけどなぁ……(^^;)
