思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『マジンガーZ インフィニティ』

☆☆☆★

作中で奇しくも敵が言っているように、『マジンガーZ』は、もっと(岡田斗司夫的に言えば)バカな作品だったのに、小賢しいSFや政治的な設定を持ち込んだ為に、ドライブ感が削がれ、厨二病的な、恥ずかしい作品になっている。『マジンガーZ』は本来、バカな話なんだから、徹底して理屈抜きで勢いだけで突っ走る作品にすべきだった。
いちおう、後日談らしいことは分かるが、設定もよくかわらないし、就中、敵が何故、どうやって復活したのかも全く分からない。
唯一、手放しで楽しめたところは、クライマックス前の、ボスボロット登場から、マジンガーあしゅら男爵に勝つところまで。ここは問題無用で勢いと作画クオリティも高い、充分、五億点出ていると思う。