思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

牧野正幸『「働きがい」なんて求めるな。』を読む

典型的な岡田斗司夫のいう「ガハハ」系コンサル社長の本。問題解決系ホワイトカラー向けに書かれていることもあり、外面からは分からないが、かなり読者を選ぶ内容。

印象に残ったところ

「人はスランプの時のみ成長する」

「「解決できない問題がある」と否定的な方向に目を向けずに(略)解決できる問題を見つけ(略)得られた成果をみんなで(略)共有する(略)そうすれば「どん問題が解決されている!」と(略)みんなで解決しようとするムードが高まる。」

「「すごく職場が明るい」とか、「雰囲気がいい」と言われる集団がありますが、そういう集団が取り組む仕事は大抵が簡単なものなのです。」

「問題を論理的に整理し、解決できると信じて、優先順位をつけてひとつずつ順番に解決していけばよい。」

「仕事は自分で「面白く」するのだ。そして、周囲は他人の仕事にどんどんツッコミを入れて、さらに「面白く」する。」


なお、本書も例外ではないが、ビジネス書において、政治・経済の課題に触れられる場合、ほとんどがピント外れなことが多い。気づいたが、そのほとんどが日経新聞(しか)読んでいないからではないか?

また、本書内で「後部座席でシートベルト義務法律化の理由が分からない」と憤慨していた。教えてあげましょう。事故を起こして怪我したり死ぬのは自己責任だが、救急車、警察、病院関係者、親戚知人に迷惑をかけるからだよ!