思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

リヴォルト
☆☆☆★
特に意味のない変なマークといい、一人称視点シューティングゲームの映画化?というくらい不自然な設定。グロ(負傷)描写は意外とハード。
重体の兵士を「どうせ助からん。苦しむくらいならいっそ一思いに殺してくれ」を実践する映画はたまにあるが、銃があるのに首を絞めて殺す(しかも当たり前だが、結構ジタバタする)のをしっかり見せる映画というのは非常に珍しいのでは?

『第9地区』と『スカイライン 征服』を合わせたような雰囲気。見所といえば、ニワトリみたいな異星人のロボット(『スター・ウォーズ』のスカウト・ウォーカーがチキン・ウィーカーという愛称であることを思い出してほしい)。
敵が何者なのか?目的は?など、ほとんどの設定が説明なし、というのもある意味では潔い。
ただし、これはSFファンとしては全く面白くない(省略するところを間違った)部分。それが一見なさそうに見えても、端々に散りばめられたヒントをつなぎ合わせるとわかる、というのが最上のSF映画なのだが、多分それもなさそう。