『餃子の王将社長射殺事件』一橋文哉
☆☆☆☆
角川文庫
中国のヒットマンとか、闇社会とか、『世田谷一家殺人事件』との共通点が多く、まるで社会派推理小説のシリーズのようだ。というより、そんな事件だから迷宮入りするのだろうが……。
「今の暴力団幹部は安易に拳銃を発砲したりはしない。詰まらない行為で自分が逮捕されるだけならまだしも、組長まで捕まってしまうのでは割に合わないし下手して組が解散させられることにでもなれば、大損害になる。」
最終増補版 餃子の王将社長射殺事件 (角川文庫) 一橋 文哉 KADOKAWA 2016-09-22 |