思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

伊藤史『ほめたくない部下をほめる技術』

「「部下はほめて育てるべきだと分かっているが、できないことがある」
「いくら探しても、ほめるところが見つからない部下がいる」
「せっかくほめたのに、『わざとらしい』と言われた。もうほめたくない」などなど…。
上司の皆さんが、このように悩むのも当然です。

「答えは非常に簡単です。(略)こちらからはほめずに、ただ部下の話を聞くだけで、部下が「ほめられた」気分になる不思議な方法があります。(略)部下の話の内容そのものよりも、部下の動作や表情に注意を払い、合わせてみましょう。それだけでも部下は、随分と話を聞いてもらった気持ちになり」

「目標まで設定することに成功すると、部下がどんどんワクワクしていくことを感じることができるはずです。
ところが、(略)現実に引き戻され、「組織の都合」という壁にぶつかった途端に、急に元気がなくなってしまうことがあります。それは、部下の限られた視点だけでは、現実の世界どのように自分の「やりたいこと」と「できること」を実現していけばよいかが見えないからです。
部下が描いた理想の未来への道筋を組織で実現していくための方法は、上司であるあなたの方が分かるはずです。(略)可能性を見出し、成長した姿をビジョンとして示してあげることで、部下はワクワクしながら、その魅力的なゴールを目指して行動するようになります。」


『逆説の日本史(21)』
☆☆☆☆

ついに明治維新。でも、イマイチ盛り上がりに欠けるのは何故だろう?あくまでも日本通史の通過点のひとつに過ぎないからか、小説などの娯楽作品ではなく教科書的なものだから?
比較的小説などで読んでいて出来事そのものは知っていることが多いからか。

「「(人や組織を)思いのままに動かす」ことを「牛耳る」と今でも言うが、これはこの会盟の時に誓いのしるしとして覇者が牛耳を切り絞った血を盃で皆が飲んだことに由来する。」