久恒啓一『タテの会議 ヨコの会議』
「数字のチェックの会議ではなく、プロセスをチェックする会議だったそうです。(略)本来、営業会議のような目標を管理する会議は、その数値はともかく、「何をしたか」を管理する会議でなければなりません。どの顧客に会ったのか、誰と話したのか、どんな反応だったのか、パンフレットは持って行ったか、上司は同行しているか……。」
「そもそも、社内会議の挨拶で、景気の話、天気の話、世の中の話をしたところで、仕事に何の影響があるでしょうか。景気が悪くても営業はしなくてはいけないし、成績も伸ばさなければならない。(略)つまり、こういった上司の前置きはムダでしかないのです。
しかし、挨拶や前置きは短い方がいいとわかっている上司はなかなかいません。」
「会議、というのは名ばかりで、上司や司会者がひたすら話してしまう会議があります。(略)一番いいのは、上司や司会者が何も話さなくても進んでいくワイガヤ会議です。(略)上司や司会者が会議の半分以上話すようでは、その会議は失敗です。」